
Treatment details
診療内容
白内障、緑内障

⚫︎白内障
60歳代になると多くの人に白内障の症状が認められます。初期の自覚症状は、目のかすみやまぶしさなどです。生活に支障を感じるようになれば、濁った水晶体をとりだして、人工の眼内レンズを入れる手術を行うのが一般的です。症状があればご相談ください。
⚫︎緑内障
緑内障は40歳以上の20人に1人、60歳以上なら10人に1人と言われています。そしてその多くが病気に気づいていません。早期発見で治療をすれば進行をゆっくりにできる病気です。目の定期健診を欠かさないようにしましょう。緑内障の治療は、薬剤の使用で眼圧を下げ、一定の状態にコントロールするのが一般的です。緑内障との付き合い方を知って治療していきましょう。
結膜炎

目やにやかゆみ、まぶたの腫れなどの症状が出たら、結膜炎の可能性があります。結膜炎には、細菌、ウイルス、アレルギー物質などいろいろな原因があります。
特に、ウイルス性の結膜炎は、ウイルスの種類によって、流行性角結膜炎(はやり目)、咽頭結膜炎(プール熱)、急性出血性結膜炎があります。いずれも伝染力が強く特効薬もないので、厳重な注意が必要です。また、アレルギー物質によって起こる結膜炎は、ハウスダスト、草や木の花粉などが要因です。最近では特に花粉症に伴うアレルギー性結膜炎が、非常に多くの人に発症しています。治療には、点眼薬の使用が効果的です。目の症状があれば、お気軽にご相談ください。
オルソケラトロジー

オルソケラトロジーとは、特殊なデザインのハードコンタクトレンズを就寝時に装用し、角膜の形状を矯正することで、日中は裸眼で視力を維持できる近視矯正法です。
手術不要で日中のコンタクトやメガネが不要になるため、スポーツをする人やドライアイが気になる人にも適しています。
糖尿病網膜症、網膜裂孔

⚫︎糖尿病網膜症
糖尿病は自覚症状の少ない病気ですが、さまざまな合併症があります。最も注意しなくてはいけないもののひとつに、糖尿病網膜症があります。自覚症状がないために、発症になかなか気がつきませんが、網膜が腫れたり、硝子体の中にまで出血すると、視力の低下として自覚されます。そのまま放置されると、網膜にある血管が破綻して出血し、場合によっては社会的失明に至ります。網膜の異常は眼底検査で発見ができるため、定期的な検査を行う必要があります。きちんと治療をすれば進行は抑えられますので、眼底検査を忘れないようにしましょう。
⚫︎網膜裂孔・網膜剥離
網膜裂孔とは、眼球の内側を覆う網膜に穴や裂け目ができる状態を指します。加齢や強度近視、眼球への衝撃などが原因となり、網膜が硝子体(しょうしたい)と呼ばれるゼリー状の物質に引っ張られることで発生します。
初期症状としては、飛蚊症(視界に小さな黒い点や糸のようなものが見える)や光視症(光がちらつくように見える)などがあります。
裂孔を放置すると、網膜剥離に進行し、視力低下や失明のリスクが高まるため、早期発見・治療が重要です。
麦粒腫、ものもらい

「ものもらい」、「めばちこ」とも呼ばれています。医学的には麦粒腫といい、まぶたの脂腺や毛根に細菌が感染し、炎症を起こした状態を指します。症状は眼の充血、痛み、かゆみなどがあります。麦粒腫は感染症であるため、治療には抗生物質の点眼薬を使います。化膿して腫脹が強い場合は切開が必要になることがあります。症状があればご相談ください。
ドライアイ治療

日本には2200万人のドライアイ患者がいるといわれています。現代社会では、パソコンのモニターを見つめている時間が多くなり、目を酷使している状態です。
ところが、ほとんどの人は軽い目の疲れと考え眼科に受診しませんが、ドライアイが原因となり、深刻な目の病気を招くこともあります。異物感やまぶしさ、目の痛みを感じたらご相談ください。
近視の進行抑制治療

当院では低濃度アトロピン点眼治療を行っています。
眼精疲労・VDT症候群

パソコンやゲームなどで私たちの目は酷使されています。軽い目の疲れは休めば治りますが、頑固な疲れになると休んでもなかなか治らず、頭痛や吐き気などの症状へとつながることもあります。
眼鏡、コンタクトレンズの不具合も眼精疲労の原因となりますので、定期的なチェックが必要です。